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「八重歯を矯正したい」「横顔をきれいにしたい」「すきっ歯を治したい」
——そんな悩みを持つ方に参考になる症例です。
今回は、20代女性の方がワイヤー矯正で八重歯とすきっ歯を改善し、横顔まで美しく変化した治療例をご紹介します。
抜歯を伴う全体矯正で歯並びを整えることで、見た目だけでなく噛み合わせや横顔のバランスも大きく改善しました。
患者様のご相談内容
患者様は、
というお悩みで来院されました。
八重歯は上の犬歯が歯列から飛び出している状態で、見た目だけでなく噛み合わせや清掃性にも影響します。
また、すきっ歯(正中離開)は前歯の間にすき間がある状態で、発音や食べ物の詰まり、口元の印象に影響することがあります。
患者様は20代女性で、「大人になってから笑顔に自信を持ちたい」というお気持ちが強く、全体的に整った歯並びと自然な横顔ラインを希望されていました。
治療方針と計画
診査の結果、上顎に歯列のスペース不足があり、犬歯が外側に押し出されて八重歯になっていました。
そのため、小臼歯の抜歯を行い、歯を正しい位置に並べるためのスペースを確保しました。
治療法は、精密な歯の移動が可能な**ワイヤー矯正(マルチブラケット装置)**を選択。
抜歯によって生まれたスペースを使い、犬歯をアーチの中に収めながら前歯のすき間も閉じていく計画を立てました。
治療のポイント:
特に、抜歯によって前歯が自然に後方へ下がるため、口元の突出感が減り、横顔のラインがすっきりするという美容的なメリットも得られます。
当院の矯正治療への取り組み
当院では、矯正治療の国際基準に基づき、歯並びの改善だけでなく、咬合バランスや顔貌全体の調和を重視しています。
治療中は歯の移動量をデジタルで管理し、患者様ごとの顎の形態や筋肉のバランスも考慮した上で、安全かつ確実に歯を動かします。
また、治療後の安定性を高めるため、保定期間の指導やメンテナンスにも力を入れています。
治療の流れと期間
治療期間は約2年。
初期段階では抜歯スペースを利用して犬歯をゆっくりと内側へ移動させました。
その後、前歯のすき間を閉じながら全体の噛み合わせを整え、最終的に上下の正中(真ん中のライン)がピタリと揃いました。
通院は月1回ペースで、ワイヤーの交換や微調整を行いながら少しずつ歯を動かしていきました。
治療後は保定装置(リテーナー)を装着し、歯並びの安定を維持しています。
治療前後の変化
Before(治療前)では、
という状態でした。
After(治療後)では、
見た目だけでなく噛む力のバランスも良くなり、食事や発音のしやすさも向上しました。
さらに、歯を後方に移動させたことで口元の突出感が減り、横顔のラインも自然で美しく整いました。
よくある質問(Q&A)
Q:八重歯の矯正には抜歯が必要ですか?
A:ケースによります。
軽度の八重歯であれば非抜歯で治せる場合もありますが、歯が重なり合っている場合や顎が小さい場合は、抜歯によってスペースを作ることで美しく並べられます。
抜歯をすることで横顔のバランスも整いやすくなります。
Q:矯正すると横顔が変わるって本当?
A:はい、変わります。
矯正で前歯や犬歯の位置が整うと、口元の突出が改善し、鼻とあごを結ぶ「Eライン」の内側におさまる自然な横顔になります。
フェイスラインがスッキリし、横顔の印象が柔らかくなる方が多いです。
Q:すきっ歯はワイヤー矯正で治せますか?
A:治せます。
ワイヤー矯正は歯列全体に力をかけられるため、離れていた前歯を少しずつ近づけて隙間を閉じることが可能です。
すきっ歯の程度によっては部分矯正でも対応できる場合があります。
まとめ
「八重歯やすきっ歯が気になる」「横顔をきれいに整えたい」と感じたら、
お気軽にご相談ください。
患者様一人ひとりの歯並び・骨格に合わせた最適なプランをご提案いたします。
院長
