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抜歯即時インプラントとは?
抜歯即時インプラント埋入とは、虫歯や歯周病、外傷などで抜歯が必要になった際に、同じタイミングでインプラントを埋め込む治療法です。従来のインプラント治療では、抜歯後に骨や歯茎の治癒を待ってからインプラントを埋入するのが一般的でした。しかし、抜歯即時インプラントでは、骨の吸収を防ぎながら治療期間を短縮できるという大きなメリットがあります。
抜歯即時インプラントのメリット
1. 治療期間の短縮
通常のインプラント治療では、抜歯後に骨が治癒するまで3~6か月待つ必要がありますが、抜歯即時インプラントならその期間を大幅に短縮できます。早い場合は3~4か月で被せ物の装着が可能になります。
2. 骨の吸収を抑える
抜歯後は、歯を支えていた骨(歯槽骨)が徐々に吸収されてしまいます。抜歯即時インプラントを行うことで、骨の吸収を防ぎ、自然な形の歯を再現しやすくなります。
3. 審美性の向上
特に前歯の治療では、抜歯後の歯肉や骨の形態が変化すると審美的な問題が生じやすくなります。抜歯即時インプラントを行うことで、自然な歯の形態や歯茎のラインを維持しやすくなります。
4. 手術回数の削減
通常のインプラント治療では、抜歯後に骨の治癒を待ち、その後インプラント手術を行うため、2回の外科処置が必要です。しかし、抜歯即時インプラントでは1回の手術で済むため、患者さんの負担が軽減されます。
抜歯即時インプラントのデメリット
1. 適応症例が限られる
抜歯即時インプラントは、すべてのケースで適用できるわけではありません。感染が強い場合や骨の量が不足している場合、抜歯即時インプラントを行うのが難しいことがあります。
2. 高度な技術が求められる
抜歯と同時にインプラントを埋入するため、高度な診断と精密な手術が必要です。経験豊富な歯科医師が行うことで成功率が高まります。
3. 初期の固定が必要
インプラントがしっかりと骨に固定されることが成功の鍵となります。初期の固定が不十分だと、インプラントの安定性が損なわれる可能性があります。
抜歯即時インプラントの流れ
抜歯即時インプラントの成功率
抜歯即時インプラントの成功率は約90%以上と報告されています。ただし、患者さんの骨の状態や生活習慣、術後のケアによって成功率が左右されるため、適切なメンテナンスが重要です。
抜歯即時インプラントに向いている人
まとめ
抜歯即時インプラント埋入は、治療期間の短縮や審美性の向上など多くのメリットがありますが、適応症例や技術的な難易度があるため、歯科医院選びが重要になります。興味のある方は、お気軽にご相談ください。
院長
